東法連ニュース

第2022年 (令和4年) 8・9月号 第427号

令和3年度事業・決算報告を承認
功績顕著な個人、単位会に感謝状を贈呈【第10回通常総会】

 東法連は第10回通常総会を6月15日明治記念館で開催し、令和3年度事業報告、決算報告を承認した。

 また、令和4年度事業計画、予算書の報告があった。また、総会後に開催された臨時理事会では、槇原耕太郎氏が専務理事に選任された。

 総会で報告された令和4年度事業計画における活動の基本方針の概要は次のとおり。

令和3年度事業報告等を承認する通常総会

 

 

活動の基本方針

 事業の実施にあたっては、新型コロナウイルスの感染予防に努め、法人会の原点である「税」に関する活動に力点を置きながら、行政と連携した公益性の高い事業展開に努めるとともに、法人会活動の活性化のため、会員増強及び会財政の健全化についても一層力を注ぐ。

感謝状及び記念品贈呈式を拳行
市川東京国税局長ら来賓多数

 

感謝状および記念品贈呈式

 総会に続いて開催された感謝状および記念品贈呈式は、市川健太東京国税局長をはじめ多くの来賓が出席し、功績のあった個人、及び会員増強と研修参加率の向上、福利厚生制度推進に成果を挙げた単位会に、小林栄三会長から感謝状と記念品が贈呈された。

 また、令和3年度の叙勲及び各納税表彰受彰者に対して、小林会長から記念品が贈呈された。贈呈終了後、小林会長は受彰者に対してお祝いの言葉を述べ、続いて、市川東京国税局長、小池潔東京都主税局長の来賓2氏から祝辞が寄せられた。

インボイス登録推進動画を上映

 来賓紹介後、乾杯までの間にインボイス制度登録推進動画が上映された。この動画は東京国税局の協力により東法連が作成したもので、同局の担当官も出演している。同局では、インボイス登録締め切り直前での混乱を避けるため、早期登録を推奨しており、各法人会においても研修会を開催するなど推進に協力している。

インボイス登録推進動画(右上)

 

法人会の一層の発展のため変わらぬご協力を
 小林栄三会長

小林栄三会長

 法人会発展のため、会員増強、研修参加率向上、福利厚生制度推進にご尽力をいただきました法人会、国または東京都の褒賞をお受けになられた皆様には心からお祝いを申し上げます。

 法人会は、ご承知のように70年以上の歴史を持ち、新公益法人制度へ対応するなど、時代の変化にかかわらず、納税意識の向上に資するための諸活動をはじめ、地域社会貢献活動など、幅広い分野で、様々な事業活動を積極的に展開しております。最近では、インボイス制度登録やキャッシュレス決裁の推進など、適切に必要な情報を発信しているところです。

 このような中、新型コロナウイルス感染症が流行し、社会経済活動の制限が長期化するなど、感染拡大への対応に追われることとなりましたが、ようやく、各種制限が緩和され社会経済活動が動き始めました。

 本日は、3年ぶりに贈呈式を開催する運びとなりました。コンパクトな形式ではありますが、新しい日常化へ向けて第一歩を踏み出しました。

 ここに改めまして、皆様のこれまでのご尽力に対しまして、深く感謝を申し上げますとともに、今後とも、法人会の一層の発展のため、変わらぬご協力を賜りますようお願い申し上げます。

 

インボイス制度の周知と早期登録にご協力を
 市川健太東京国税局長

市川健太
東京国税局長

 納税表彰及び税務功労者表彰を受彰された皆様方には、その御功績に対し深く敬意を表し、心からお祝いを申し上げます。

 法人会は、税のオピニオンリーダーとして税制・税務に関する貴重なご提言を行っていただくとともに、広報活動や租税教育活動などの、税に関する様々な活動にもご尽力いただいております。

 「税を考える週間」における「キッザニア東京」での体験学習は、租税の意義や役割を理解してもらうための貴重なプログラムであると感じました。また、「税に関する絵はがきコンクール」において、コロナ禍の状況下、皆様のご努力で多数の応募を得られたことは、租税教育の重要性を何よりも深くお考えいただいていることの表れと、心から敬意を表します。

 来年10月には、インボイス制度が開始されます。インボイス発行には登録が必要となるため、その周知に努めてきましたが、制度自体の認知度の低さを実感しております。インボイス制度や登録手続きについて、これまで以上の周知・広報をお願いいたしますとともに、制度の円滑な開始のためにも早期登録にご協力をお願いいたします。

 今後とも、法人会の皆様とより緊密なコミュニケーションを図り、協調を一層深めてまいりたいと存じますので、引き続き、税務行政に対しまして、より一層のお力添えを賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

 

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