東法連ニュース
第2023年(令和5年)10月号 第438号
「自主点検チェックシート」改訂
インボイス制度などの項目追加
全法連では5月、「自主点検チェックシート」を改訂した。変更点は、分冊となっていた「チェックシート」と「ガイドブック」を一体化し、チェックシートにガイドブックの内容を追記した。また、点検項目にインボイス制度や電子帳簿保存に関する項目を追加しており、商慣行の変化を踏まえ「手形」に関する項目を削除した。これにより、点検項目は84項目(前回83項目)、入門編は42項目(前回40項目)となった。
同チェックシートは国税庁、日税連の協力により全法連が作成しているもので、今回の改訂でも両者に協力いただいた。
法人会では平成26年4月から全国的に普及に取組んでいる。法人会としては、企業自らが企業の税務コンプライアンスの向上を図り、企業の成長によって税務リスクの軽減につながることを期待している。全法連では、決算法人説明会等の各種研修会における周知等、積極的に本事業に取り組んでもらいたいとしている。
チェックシートの意義・目的を解説したDVDを作成
また、全法連では、改訂に伴い、チェックシートの意義・目的等を解説したDVD「経営者のミカタ法人会自主点検チェックシート」を作成した。DVDでは、自主点検チェックシートの主な内容、使用方法等も紹介しており、研修会冒頭での利用を前提としている。DVDの収録内容は、全法連のHP(全法連動画チャンネル)でも公開している。
その他、「㈱ぎょうせい」からは、各会における研修会等のテキストとして有用な図書、「中小企業経営に役立つ‼ 新・自主点検チェックシート」が出版されている。