東法連ニュース

第2021年(令和3年)1月号 第416号

年頭のごあいさつ

小林会長

 新年あけましておめでとうございます。

 本年が皆様にとりまして輝かしき一年となりますよう祈念申し上げます。

 さて、年頭のごあいさつにあたり、全法連の季刊誌で年頭寸言をご覧になった皆様も多いと思いますが、ここに同文を掲載させていただきます。 

 本年も、法人会活動に対して一層のご協力をお願い申しあげますとともに、会員企業の皆様のご隆盛を心から祈念申しあげまして、年頭のごあいさつとさせていただきます。

「ウィズコロナ新時代に向けて」

 昨年は、世界中が新型コロナウイルスとの闘いを強いられた一年になった。今年もまずはウイルスを制御し、共存できる状態にすることが世界の共通課題となる。叡智が結集されてワクチンの早期普及が実現し、今夏には安全安心のもとで東京オリンピック・パラリンピックが盛大に開催されることを切に願う。

 そして今年は、「ウィズコロナ」の新しい経済社会の構築が本格的に始まる年にもなろう。例えば、密を避ける新しい生活スタイルに、デジタル技術を活用した新製品・サービスが利活用される事例が増えていくと予想される。また、欧州を中心に環境問題への対応が広がり、企業にとってはコスト負担が増える一方で、新たなビジネス機会となる側面もある。特に、技術力の高い日本企業には追い風となり得る。また、米国と中国の対立は続き、サプライチェーンのデカップリングという「新常態」への対応を余儀なくされることも考えられる。

 こうした情勢の中で、法人会は引き続き、事業継続に必要な支援措置の拡充を政府や自治体などに提言するとともに、税務面や経営面での有益な情報を会員企業へ積極的に提供して参りたい。

 会員企業の皆様には是非、異業種交流を通じて視野を広げ、次の成長に向けたヒントをつかむための気づきの場として、法人会をさらに活用していただきたい。既に一部地域の法人会がインターネットを活用しながら、コロナ禍に対応するための各社の工夫や営業情報を共有したり、テレワークの導入方法を学び合うなどの取り組みを進めている。会員相互の活発な協力が、日本経済を「ウィズコロナ新時代」に導く原動力となることを期待し、支援していきたい。

 

一般社団法人東京法人会連合会

小林栄三

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